この季節になると
本屋さんにあれが出る
「ナツイチ」
「新潮文庫の100冊」
夏休み向けに発行される
無料の文庫本紹介小さい冊子だ。
ぼくはこれがずっと好きだ。
高校のときから毎年かならず
読んでいる。
一冊ずつそっと持ち帰り
各本の紹介文を
じっくり読むのだ。
本ごとにつけられている
こころにぐっとくる
キャッチコピーを
じわりじわりと読んでいくのが
最高にたまらない。
ひと夏のあいだ
家の中やカバンの中の
手が届くところに置かれていて
何度か読見返され
ひと夏が終わると
自然と役目を終える。
毎年の恒例行事を
ブログをはじめて
19年越しにおそらくはじめて
書いてみましたとさ。