気がつけば1ヶ月ぶりになる。
人間というのは都合のいい生き物で、夏休みなんて初めからなかったように、夏休みがない生活が当たり前に感じる。
気持ち的には、もう夏が終わりかけている。
早かったこの1ヶ月。
別に忙しいということはまったくなく、悠々と流れていった。
1年近く読み続けた長編を読み終わったり、便利に生活する術をたくさん知った。
おかげで、本を読む習慣が身につき、年頭に届くか届かないかの瀬戸際くらいの気持ちで設定した、年間20冊なんていうあまっちょろい目標は、なんなくクリアした。
おかげで、毎日の生活に楽しみができたり、余裕ができたり、こころ静かに豊かに生きれるようになった。
日々の生活の中にある、ささいなわずらわしさを一つずつ解決していくこと。
それは、家の中であり、外であり、仕事中でもあり、
生活をするうえで遭遇するすべてのささいなわずらわしさを自分で解決していくことで、自分が心地よく生きれるように環境を整えること。
なんでもないことだが、こういうことが生きるうえで「生活」をするってことのように想う。
ところで、さりげなくいつも夏の楽しみがある。
集英社文庫とかが毎年夏に出す、文庫本のあらすじ集みたいな小さな冊子。
書店に行けばフリーでおいてあり、本が読めない自分にとっては一気に100冊読んだ気分になれる奇跡の冊子。
あれがどうもすきだ。こころがときめく。
実際、紹介されている本たちは毎年似たり寄ったりなのだが、それがまたいい。
実は高校2年のときからずっと楽しみにしている。