寒くなって来た

秋から冬への流れは


いつもどこかわかりにくくて


秋の延長線のように寒くなるから

いつも冬になったことに気づかずに

いつのまにか冬になっている



いつも冬かどうかを気持ち的に決めるのは

ももひきを履くかどうかで

ももひきを履かないと過ごせないくらい寒い
=冬

という感覚がどこかにある



今日は久しぶりにおだやかに夜の時間が

流れていて

ぼんやりと考え事をしている




日田はやっぱり寒くて

当たり前のように雪が降り


でも降っている雪にそこまで驚くこともなく

毎日が流れていっている



目の前の毎日に一生懸命になると

どうしても小さなことが気になったり

ささいなことでつまづいたり

こころがみだれたりしてしまう



ふっと立ち止まって

ずいぶん先のことを考えてみると


めぐりめぐっていまが

やっぱりもどってこない時間だと思う



ぼくはどちらかというと

さきのことを考えてしまうタイプで



仲良くなればなるほど


居心地がよければよいほど


いつかはなれるときのことを意識してしまう



そのときどんな気持ちになるだろうとか


どういう心持ちでいようとか

準備して


いつか味わう寂しさに備えて


心を強くしておく




人生にはどうしようもないことがあって


人には言えない気持ちとか想いとか


大事なことは静かに心に閉まって


生きていかなければいけなかったり


歳を重ねて

少しずつ上達はしても


同じことで戸惑ったり


同じことで悩んだり


同じことでこころゆらゆらしたり


変わらないものだなぁと思う



そんな心の動きを感じながら


ひそかに
呼吸でこころを落ち着かせて


いつもどおり 普段どおり


日々を生きている




こうやって


きっと人生は続いていくんだろうな