眺め

ぼくは高いところが好きだ



天守閣、展望台、屋上、ロープウェイ、、


眺めがいいのが好きだ


あの遠くまで見渡せる感じ


こころがすっーとする。




朝日は海の中から出てくるのが好き


夕日は遠い山に沈んでいくのが好き





高いところから見下ろして



いろんなものが小さく見えたら



なんだかどんなことでも許せる気がする



こころの奥からふっーと息を吐き出せば



すべてがおだやかに思えてくる





いくつかの感情が開いては消えて


こころに波がたつ


でも本当はただこころしずかに生きたいだけ




いつか

たかーい見晴らしのよいところで


朝になったら朝焼けに染まる外を眺めて

澄んだ青い空と通り抜ける風に吹かれて

夕焼けに染まる夕焼け空を眺めて

夜は季節で変わる星座を眺めて

ただの1日を

ただそんなふうに暮らしたい