接した人が、喜んでくれて、心にサッと春風が吹くような気分にさせられたら、いいな。
私もそんな人に、時々出会うことがある。
普通のところで普通に。さまざまな出会い方で。
そんな人は、そんなふうに私が思ったなんてちっとも知らないで通り過ぎて行く。
でも、私の心は、ポカポカとうれしくなって、やさしくなって、生きていることが素敵なことだと思えてくる。
何週間か、何ヶ月に一ぺん、そんな気持ちになれたら、人は生きていけるんじゃないかなと思う。
したいことがわからなくても、好きな方向はわかるから、そっちに近づくように、そっちむきにちょっとずつでも進もう。
私はこれからも人を好きになったり、嫌ったり、悩んだりするだろうが、それは私だけでなく、すべての人がそうだから。
そして楽しいことがいっぱいあるだろう。
悲しいこともいっぱいあるだろう。
でも、生きることを嫌いになることはないだろう。
なぜならば、嫌うにはあまりにも、素晴らしいことが多すぎる。
=ひょうたんから空=